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講義名 技術科総合演習
代表ナンバリングコード
講義開講時期 後期
基準単位数 2
代表曜日 水曜日 代表時限 2時限
実務経験 あり
授業の方法 対面

所属名称ナンバリングコード

担当教員
氏名
◎ 安東 茂樹

到達目標  授業テーマである「技術科教育の目標及び内容の総括とその実践」「教材(題材や教材教具を含む)意味と在り方,及び作成」「学習指導案の示し方とその授業実践」について取り組む。到達目標として、「技術科教員として教科内容を理解し指導法を確立している(知識・技能,関心・意欲,主体的態度)」「技術科教育における教材(題材・教材教具)の意義を理解しその開発ができる(知識・技能,思考・判断)」「技術科教育の学習指導案を作成し授業実践できる(知識・技能,思考・判断・表現,主体的態度)」の資質・能力を育み、今後の授業実践に向けて実践力を養う。
授業の概要  技術科教育の応用発展として,技術科教育がめざす指導法,教材(題材を含む)の在り方,実際に求められる評価の在り方などについて扱う。授業外の学習としていろいろな書物の講読とレポート,関連書物の読解,学習指導案の作成等を求める。具体的には,毎時間の授業内容についてまとめる。具体的な技術科教育の話題を提示し,その意義や改善点等について協議し検討を加える。自身の考えをレポートや発表等を通して表現する。授業は互いの考えや意見を出し合うディスカッション中心で進める。
授業時間外・準備学習(予習復習)  事前学習として、テキストの「「技術科教育はなぜ必要か」や配付資料を講読し,関連書物の関連部分を調べ(80分)、概要の理解と自身の課題や問題を見つけて授業に臨む(40分)。事後学習として、講義内容を再確認と自身の学修経験とその変化を確認し(40分)、授業内容について自分の考えをまとめ、出された課題に取組む(80分)。
授業計画表
第1回
項目
「技術科教育はなぜ必要か」その1
内容
はしがきと (オリエンテーション)
第2回
項目
「技術科教育はなぜ必要か」その2
内容
日本の現状と課題
第3回
項目
「技術科教育はなぜ必要か」その3
内容
学校教育の変遷と課題,学校教育における技術科教育
第4回
項目
「技術科教育はなぜ必要か」その4
内容
技術科教育の変遷
第5回
項目
「技術科教育はなぜ必要か」その5
内容
現在の技術科教育の内容
第6回
項目
「技術科教育はなぜ必要か」その6
内容
技術科教育に求められる資質・能力と指導方法
第7回
項目
「技術科教育はなぜ必要か」その7
内容
人間形成に求められるもの,自己肯定感の存在
第8回
項目
「技術科教育はなぜ必要か」その8
内容
教育制度と日本人の価値観の変換,ものづくり教育はなぜ必要か,あとがき
第9回
項目
「技術科教育の書籍より」その1
内容
求められる「セルフ・エスティーム」
第10回
項目
「技術科教育の書籍より」その2
内容
技術科教育におけるアクティブラーニング
第11回
項目
「技術科教育の書籍より」その3
内容
自己肯定感が備わる技術科教育
第12回
項目
「技術科教育の書籍より」その4
内容
授業作りに役立てる評価
第13回
項目
「技術科教育の書籍より」その5
内容
目標と評価の観点,観点別評価の実際
第14回
項目
「技術科教育の書籍より」その6
内容
技術科教育の目指すもの,生徒の技術力を伸ばし高める題材
第15回
項目
「技術科教育の書籍より」その7
内容
技術分野で生徒の育てたい心と技能 と まとめ
成績評価 " 授業における課題への取組状況・提出内容・提出時期(30%),毎時の課題(40%),最終のレポート(30%)で総合的に評価する。
 ※個人課題として,学校ボランティアや教育講演会,及び教育研究大会等に参加しその内容を発表する。"
教科書 ・「技術科教育はなぜ必要か」竹谷ブックレット(2014)
参考文献 "・新編 技術科教材論(2021年4月 竹谷出版)
・中学校学習指導要領(平成29年3月告示 文部科学省)
・技術・家庭教科書(開隆堂)
・技術科教育の研究(日本産業技術教育学会編)"
課題等へのフィードバックについて 定期試験は実施しないが,レポート提出を課題とする(予定)
備考 教員免許の取得を目指す者を対象とした講義
オフィスアワー 事前にメールでアポイントを取ること
実務経験と授業科目との関連  中学校の教員として技術科の指導を担当し、生徒の学ぶ楽しさや喜びを獲得させるためにカリキュラムや教材・教具の準備に時間を要し、指導方法において関連する新鮮なトピックも交え興味を引き出す工夫をした。その経験等を本授業で活かして指導する。