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講義名 木材加工の教育
代表ナンバリングコード
講義開講時期 後期
基準単位数 2
代表曜日 火曜日 代表時限 2時限
実務経験
授業の方法 対面

所属名称ナンバリングコード

担当教員
氏名
◎ 安東 茂樹

到達目標 "・基礎理論を中心に木材加工に関わる加工技術等を学び、技術科教育を指導するための確かな知識や技能を養う。(知識・技能、関心・意欲・態度)
・応用指導として、木材加工について指導するための具体的な指導方法を考察し具体化する。(思考・判断・表現)
・実践製作として、簡単な木材加工作品の製作を実施する。(思考・判断・表現、関心・意欲・態度)"
授業の概要  技術科教育で「材料と加工の技術」を指導するための基礎的な諸能力を積極的な姿勢で養う。そのために、個々に確かな理論と技能を養い、実際に指導するための指導方法について指導案の作成や指導計画などを作成し、そして簡単な木材加工の実習を通して、木材加工の教育の在り方を学習する。授業は、基礎理論、応用指導、および製作実習の3段階で構成する。
授業時間外・準備学習(予習復習)  事前学習として、木材加工に関する関連書物等を調べ(80分)、概要の理解と自身の課題や問題を見つけて授業に臨む(40分)。事後学習として、授業内容を再確認と自身の学修経験とその変化を確認し(40分)、自分の考えをまとめ、出された課題に取組む(80分)。
授業計画表
第1回
項目
ガイダンス
内容
授業内容、評価方法および参考文献等について説明
第2回
項目
基礎理論(1)
内容
ものづくりに用いられる木材と木質材料
第3回
項目
基礎理論(2)
内容
ものづくりに用いられる接合材料や接着剤
第4回
項目
基礎理論(3)
内容
設計① ものづくりの設計
第5回
項目
基礎理論(4)
内容
設計② 技術分野の授業で学ばせる設計
第6回
項目
基礎理論(5)
内容
ものづくりの工具・機械と加工技術① けがく・切る・削る
第7回
項目
基礎理論(6)
内容
ものづくりの工具・機械と加工技術② 穴あけ・接合・仕上げ
第8回
項目
実践製作
内容
バルサ材とスチレンペーパによる飛行機作り
第9回
項目
応用指導(1)
内容
木材の特徴
第10回
項目
応用指導(2)
内容
設計:じょうぶな構造と製作品の構造
第11回
項目
応用指導(3)
内容
接合方法と仕上げの方法
第12回
項目
応用指導(4)
内容
設計:キャビネット図、等角図、正投影図の描き方
第13回
項目
応用指導(5)
内容
「小物入れ付き椅子型飾り台」の指導法
第14回
項目
製作実習
内容
「木質を活かした楽器作り」のけがき、切断、研磨
第15回
項目
製作実習
内容
製作実習「木質を活かした楽器作り」の組立てと接合 と 授業まとめ
成績評価  授業への取組み(技能・意欲・態度)40%、レポート課題30%、授業での発表・課題等30% で総合して評価する
教科書 ・技術・家庭学習指導書[技術分野] 内容編A材料と加工(平成23年3月 開隆堂) ※廃盤のため資料配付します
参考文献 "・技術・家庭教育講座 木材加工(木材加工教育研究会1983,開隆堂)
・木に学べ(西岡常一1991,小学館)
・西岡常一と語る木の家は三百年(原田紀子、1995、農山魚村文化協会)
・大学の棟梁(山下晃功、2011,海青社)
・基礎の木工教室(2002年、パッチワーク通信社)"
課題等へのフィードバックについて ※定期試験は実施しないが、レポートか製作品の提出を課題とする
備考 教職課程履修者を対象とする
オフィスアワー 事前にメールでアポイントを取ること
実務経験と授業科目との関連  中学校の教員として技術科の指導を担当し、生徒の学ぶ楽しさや喜びを獲得させるためにカリキュラムや教材・教具の準備に時間を要し、指導方法において関連する新鮮なトピックも交え興味を引き出す工夫をした。その経験等を本授業で活かして指導する。